デジタル一眼レフ講座の撮影方法編、今回は建物写真の撮り方について説明します。このブログはタイトルの通り、Nature and Culture in Japanですから、日本の自然と文化を紹介するものなのですが、やはりCultureの中心は日本の建物です。私の拙い経験ですが、よかったら参考にしてみてください。
高い建物は下から見上げるように撮る
左の写真は、灯台を撮影したものです。このように高い建物を写真に撮る場合は、下から見上げるようにして撮ると高さが強調されていいですね。
灯台や塔などが該当しますね。灯台は白いことが多いので、その場合は真っ青な空を背景にするととっても映えますよ。
空の青さを強調したい時は、順光で(太陽を背にして)撮影することをおすすめします。空の色がかなり濃い青色になりますよ。
左右対称の建物はシンメトリーで撮影する
建物の写真を撮影する時、左右対称になる場合がありますね。これは絶好のチャンスです。左右対称になることをシンメトリーと言います。写真の構図上とても落ち着いた感じになり、見る人に安心感を与えるのです。何でも左右対称になればいいという訳ではありませんが、これは一つの技法として覚えておきましょう。
この写真は東京駅駅舎を正面から撮影したものです。駅舎自体はシンメトリー構造になっていますが、手前の街灯が斜めに入っていますね。これはこれで、全体の構図にアクセントを与えているように見えます。シンメトリー+αという感じですね。
あえて建物と自然の被写体を調和させる
皇居は大好きな場所で結構撮影にも出向くのですが、ここは建物(Culture)と自然(Nature)が両方楽しめる場所なのです。上の写真も皇居の櫓を撮影したものですが、あえて松の木を多く配することによって人工物である建物と自然を調和させようという試みです。
この写真も皇居の堀で撮影したものです。丸の内のビルと皇居の堀、黄葉が始まった銀杏の木を調和させようとしたものです。
あえて手前に白鳥を入れたのもアクセントになっていますね。
この写真は都内の清澄庭園で撮影したものです。ここも自然と文化が融合されている場所ですね。桜の季節だったので、満開の桜を背景に、メインの被写体、池を手前に配して撮りました。
こちらも桜の季節に、小石川後楽園で撮影したものです。手前に小高い丘、真ん中に桜、後方にビル群と東京ドームというなんでもありという構図にしてみました。チャレンジですねぇ。
写真に奥行きを出す
この写真は建物の中で撮影したものですが、このように室内を撮影する時に奥行きを出して、広く感じさせることをよくやります。
夕方だったので外があまりよく見えませんが、緑の木々が写っています。これで奥に広がる感じが出ますね。さらにテーブルと椅子を斜めに撮影することにより、なんとなく先まで続くイメージができます。これによっても奥行き感が出せるのですよ。
人を脇役として入れる
この写真は東京の六義園で、紅葉シーズンに撮影したものです。私のように風景を撮る者にとっては、人はあまり被写体になりません。したがって紅葉シーズンで混んでいる場所は、撮影に困ってしまうことがあります。どこに行っても人がたくさんいますからね。
でもそれを逆手に取って、あえて写真に人を入れてしまうというやり方もあるのですよ。この写真のメインは石橋です。面白い形の石橋です。建物ではありませんが、人工物です。そしてさりげなく自然の真っ赤な紅葉をバックに入れてます。
でもこの石橋を渡る人の列が絶えません。そこであえて人を端の方に入れてしまいました。逆光で撮影していたので、うまくシルエットになっていて名脇役ですな。
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