日本の梅雨は鬱陶しい季節ですが、そんな時の清涼剤がアジサイです。アジサイの撮影は本来曇った日や雨の日に行うのがいいのですが、梅雨の晴れ間のアジサイ撮影もいいものです。梅雨時にちょっとだけホッとするアジサイです。今回は久しぶりの一眼レフ撮影講座です。アジサイをカッコいい撮り方を教えます。では、梅雨の晴れ間に撮影した動画からご覧ください。
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このブログの動画と写真の撮影機材
オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ
オリンパスM.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
オリンパスZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
DJI OSMO POCKET
アジサイをカッコよく撮る方法
今回は、アジサイをカッコよく撮る方法ということで、5つのポイントを教えちゃいましょう。
- 立体感を持たせる
- 水滴や玉ボケで清涼感を演出する
- マクロレンズで大きく写す
- スポットライトを当てる
- 露出をマイナスにする
それでは一つづつ詳しく見ていきましょう。
立体感を持たせる
アジサイの撮り方で、カッコいい写真にするためには、まず最初にアジサイの写真に立体感を持たせるっていうことです。そう言われても、立体感ってどういうこと?と思いますよねぇ。
上の写真をみてください。これはこれでしっとりとしていて趣のある写真なのですが、ちょっとのっぺりとした感じがしませんか?これはたくさんのアジサイを入れるために、全体を撮ったものです。そのため、奥行きが無いですよね。
上の写真はどうでしょうか?何となく立体感がありますよね。奥行きを感じます。そうです。背景をぼかして撮るのですよ。そうすると主役のアジサイが浮き上がるように写って、立体的になるのです。
もう一つ立体的に写すための方法としては、後ろにアジサイを入れるという撮り方です。上の写真のように、左側に主役のアジサイを入れて、右側の背景にちょっと違った色のアジサイを入れています。こうすると、やっぱり奥行きを感じることができますよ。
立体的に撮るコツをまとめると以下のようになります。
- 背景をぼかす
- 違う色のアジサイを背景にする
一眼レフ写真のボケについては、以下の記事をご覧ください。
水滴や玉ボケで清涼感を演出する
アジサイをカッコよく撮るための次のポイントは、清涼感を出すための演出です。梅雨時はジメジメしていてうっとうしいですよねぇ。そこで、ちょっとした工夫で清涼感を出すようにします。
上の写真では、アジサイのガクについた水滴を撮ってみました。この日は梅雨の晴れ間でしたので、たまたま太陽の光が出ていて、水滴が輝いていました。また、雨上がりの状況だったので、このようにアジサイにうまい具合に水滴が付いてくれました。このように水滴をうまく撮るには、タイミングも大切です。
もう一つ清涼感を演出するポイントは、玉ボケを作るということです。
左の写真はしっかりとした玉ボケでは無いですが、アジサイの背景に青白いボケが入っています。こんな感じで青や白を入れるとちょっと涼しげに感じますよ。
涼しげな清涼感を出すための演出方法をまとめると、以下の2つです。
- アジサイのガクに付いた水滴を写す
- 背景に青や白の玉ボケを入れる
マクロレンズで大きく写す
イケてるアジサイを撮る3つ目のポイントは、マクロレンズで大きく写すということです。普段何気なく見ているアジサイも近寄ってマクロレンズで撮ってみると、全く違った表情を見せてくれますよ。
上の写真はアジサイのガクを、マクロレンズでとらえたものです。肉眼ではなかなか見えない姿ですよね。ついでに前ボケと後ろボケを入れてちょっと幻想的な雰囲気を出してみました。
上の写真みたいにアジサイに近寄ってみると、とても面白い景色が見えてきますよ。
スポットライトを当てる
アジサイをカッコよく撮る4つ目のポイントは、スポットライトを当てるということです。スポットライトと言っても、外にライトを持ち出すわけではなく太陽光を利用するのです。
まずは撮影のタイミング。梅雨の晴れ間にアジサイを撮りに行きましょう。次に、日陰にあるアジサイを探します。さらに、木漏れ日を見つけましょう。
日陰にあるアジサイに木漏れ日が差していたら、最高のシチュエーションです。そう、太陽光をスポットライトとして使えるのです。
私が撮影に出かけた日もちょうど梅雨の晴れ間でした。そして日陰に咲いているアジサイを見つけて、光が漏れているところを探しました。
左の写真がそれです、ちょうどガクのところにスポットライトのように光が当たっています。背景にも木漏れ日のような光が差していていい感じです。
露出をマイナスにする
アジサイの撮り方、カッコよく撮影するための最後のポイントは露出をマイナスにするということです。私が出かけた日は、梅雨の晴れ間でしたが、やっぱりアジサイは雨や曇りの日が引き立ちます。でも雨だと濡れるし、曇りだとテンションが上がらないという人もいるでしょう。軟弱でワガママな私もそうなのです。
しかし、晴れた日でもカメラの露出をマイナスにすれば、いい感じでアジサイのしっとりした写真が撮れますよ。
露出をマイナスにする場合は、日陰のアジサイを撮るようにしてください。上の写真も日陰のアジサイを撮りました。
先ほどお伝えしたマクロレンズで大きく写すということと組み合わせると、上のような写真が撮れます。露出をマイナスにして近接撮影をすると、いつも見ているアジサイとはちょっと違う雰囲気を味わえますよ。
露出をマイナスにして撮影する時のコツは以下の2つです。
- 晴れた日は日陰のアジサイを撮る
- マクロレンズと組み合わせていつもと違う雰囲気を出す
一眼レフの露出については、以下の記事をご覧ください。
アジサイの写真ギャラリー
では最後に今回撮った写真のギャラリーをどうぞ。
背景をぼかして、ほんわりと柔らかな感じを出しました。
青紫のアジサイ。鮮やかな緑の葉を背景にして撮りました。
ちょっとスポットライト気味の光が当たっています。
ピンク色のアジサイは少し珍しいように思います。
マクロレンズで撮って、小宇宙を表現してみました。
晴れた日のアジサイもたまにはいいものです。
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コメント
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