写真初心者向けデジタル一眼レフ講座の第1回は、夕焼けの撮影方法について書きます。
夕焼け写真の醍醐味は、何と言っても空の色や表情の変化ですね。真っ青な空が、だんだん赤く染まってゆき、黄金色になる。そのあと紫色のマジックアワーが現れて、最後は暗くなってゆく。写真の初心者の人はどんなことに気をつけて撮影したらいいのでしょうか。
タイミングを逃さない
![黄金色に輝く空](https://nature-culture-japan.com/wp-content/uploads/2019/10/IMG_4349-1024x637.jpg)
夕焼け写真の撮影で一番大事なことは、タイミングを逃さないということです。冒頭で話した通り、空の色や表情は刻々と変化していきますので、恐れずにどんどんシャッターを押すということが大切です。デジタルですから、フィルム代もかかりませんしね。今いいなぁ、と思っている空は1分後には無くなってしまいます。これ、と思った時がシャッターチャンスです。
上の写真は、空が黄金色に輝き始めた時間帯です。オレンジと青の残像の組み合わせがいいですねぇ。建物などは黒く写っていますが、初心者の方も気にする必要はありません。これはシルエットとして、写真にアクセントを与えてくれます。そもそも逆光なのですから、被写体は黒く写るのです。はい。
広角で撮影する
![夕焼けの写真](https://nature-culture-japan.com/wp-content/uploads/2019/10/IMG_4350-1024x626.jpg)
夕焼け写真は空を撮影しますので、広角レンズで撮影してください。またレンズ編でお話ししますが、広角レンズとは焦点距離が短いレンズのことで、画角が広くなります。つまり空全体を写すことができるのです。初心者の方はつい、ズームレンズを使ってしまうことが多いのですが、空を撮るのは広角で。
![真っ赤な夕焼け](https://nature-culture-japan.com/wp-content/uploads/2019/10/P7100004-1-1024x623.jpg)
空が真っ赤になったら、シャッターチャンス到来です。上のような写真が撮れるとワクワクしますね。真っ赤な雲と青い残照、そして龍の頭のような形をした黒い雲。最高のタイミングで撮れたショットです。
皆さん、特に写真初心者の方は勘違いすることが多いですが、夕焼けというのは雲が焼けるのです。空は青いので間違いのないように。また、太陽が沈むのと反対方向、つまり東側の空も赤くなることがあります。西ばかり向いていないで、ちょっと振りかえってみてください。何か、人生のようですねぇ。
マジックアワーを捕らえる
![マジックアワー](https://nature-culture-japan.com/wp-content/uploads/2019/10/IMG_4351-1024x622.jpg)
太陽が沈んだ後も油断してはいけません。これから大空のショーが始まるのです。そう、マジックアワーの始まりです。日没後しばらくすると、今度は空が紫色に変わってきます。このタイミングも逃さないように、しっかりと空を見ていましょう。ちょっと疲れますけどね。
![マジックアワー](https://nature-culture-japan.com/wp-content/uploads/2019/10/IMG_4353-1024x638.jpg)
上の写真もまだマジックアワーと言えますが、そろそろ夕焼け写真は終わりにして、夜景の撮影に入った方がいいかもしれませんね。川に写っているのが、オレンジではなく電気の光に変わったからです。
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