2020年10月の発売開始から大人気になっている、BoseノイズキャンセリングイヤホンQuietComfort Earbudsを紹介します。私は購入手続きが遅れたため、届くまで約3週間待たされました。2週間使ってみた感想としていいところ、改善してほしいところ含めてレビューします。いつも通り忖度なしです。最後には、BoseのロゴなどかっこいいB Roll動画も付けました。それでは、まず動画をご覧ください。
BoseノイズキャンセリングイヤホンQuietComfort Earbudsの採点
さて、早速採点から見てゆきましょう。総合評価はとても良いです。オススメのワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンと言えます。
採点ポイント | 採点 | コメント |
音質 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | いつもながら私好みの音 |
ノイズキャンセリング機能 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | 前の製品よりもよくなった感じ |
音漏れ | ⭐️⭐️⭐️⭐️ | 密閉性が良くて気にならない |
使いやすさ | ⭐️⭐️⭐️ | 付けていると耳が痛くなるので減点 |
価格 | ⭐️⭐️⭐️⭐️ | かなり高いけどその価値あり |
総合評価 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ | Bose歴代で一番のイヤホン |
私がこれまで買ったBoseのイヤホンはこれで5台目です。私が買った歴代のBoseのイヤホンで、間違いなく一番のイヤホンです。それもそのはず、Boseが満を持して出した初めての完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホンなのです。
価格は正直言って高いです。2020年11月現在アマゾンで33,000円です。発売当初から値段が下がっていません。むしろトリプルブラックは依然として品薄状態のようです。ソープトーン(白)は、意外とすぐに手に入るようです。
Bose Quiet Comfort EarbudsⅡBoseノイズキャンセリングイヤホンQuietComfort Earbudsの機能紹介
すでにいろんなところで出ていますが、BoseノイズキャンセリングイヤホンQuietComfort Earbudsの主な機能を紹介していきます。
Bose初の完全ワイヤレスノイズキャンセリング
これまでBoseでは、完全ワイヤレスとノイズキャンセリングの機能を持ったイヤホンは別々に存在していました。それが、SoundSport Free wireless headphonesとQuietComfort 20です。私は両方の機能が欲しかったので、2台とも使っていました。
それが今回、初めて一緒になったのです。画期的です。他社ではすでに完全ワイヤレスとノイズキャンセリング機能を持ったイヤホンが出ていましたが、やっとBoseも出してくれました。素晴らしい!
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ノイズキャンセリング機能
これは(個人の感想)レベルですが、やはりこれまで聴き比べてきたBoseのノイズキャンセリングイヤホンの中でも最高ではないかと思います。正直言って、ついこの前までQuietComfort 20を使っていて、とても満足していました。しかし今回のQuietComfort Earbudsのノイズキャンセリング機能は、それを上回っていると思います。
ノイズキャンセリング機能については、このイヤホンの売りの一つですので、詳しく説明したいと思います。そこで、私が実際に使ってみた状況をお伝えしましょう。私がよく使うシチュエーションでのチェックです。自宅、ウオーキング、ジョギング、電車、地下鉄、飛行機で試してみました。
自宅
自宅では、リビングで家族がテレビを見ているというシチュエーションで使ってみました。家族の話し声やテレビの音はほとんど聞こえません。奥さんに何か言われても答えることができず、イヤホンを外して聞き直しました。
ウオーキング
普通に歩いていると、周りの音はほとんど聞こえません。ただ、近くを通る車やバイクの音はしっかりと聞こえます。その点では、外を歩きながら使っていても問題ないと言えます。
自分のステップの音は何となく聞こえる(というより感じる)ように思います。ただしこれは気にならない程度です。
強い風が吹いていると、向かい風の場合は風切り音が聞こえます。これは強風の場合は気になる音でした。
ジョギング
軽くジョギングしている時にも使ってみました。ウオーキング時と同じで、周りの音はほとんど聞こず、近くを通る車やバイクの音はしっかりと聞こえます。
ウオーキングとの違いは、自分が走っているステップがちょっと大きめに聞こえます。「タッ、タッ」という走る音が聞こえてきて、これは少し気になるレベルです。
風切り音についてもウオーキング時と同じですが、ジョギングはスピードが速くなるので、より大きく聞こえる気がします。
電車
通勤や通学で電車を使っている人には気になるところです。結論から言うと、ほとんど電車の「ガタン、ガタン」という音は気になりません。ひょっとしたらBoseのノイズキャンセリング機能は、電車に乗る人のために作ったのではないかと思うくらい、相性がいいです。
一方で、電車内のアナウンスはしっかりと聞こえます。ノイズキャンセリングなのに「次はxx駅に停まります」というアナウンスが聞こえるというのは、とてもありがたいことです。
地下鉄
段々難易度が上がってきます。次は地下鉄での利用です。地上を走る電車と地下鉄とは騒音の大きさにかなり差があります。ノイズキャンセリング機能のないイヤホンを使って地下鉄で音楽を聴くというのは、ほとんど不可能に近いと思っています。
ところがこのQuietComfort Earbudsは、地下鉄特有の「ガーッ」という音が遠くの方で聞こえてきます。まるで夢の中で音楽を聴いているような不思議な感覚になります。地下鉄内でも十分使用に耐えるノイズキャンセリング機能です。
また、電車と同じく電車内のアナウンスはしっかりと聞こえますのでご安心を。
飛行機
さて一番難易度の高い飛行機ではどうでしょうか。私が実際に飛行機内で利用した時も、地下鉄と同じような感覚です。ジェットエンジンの「ゴーッ」いう音が遠くで聞こえてくるのです。これには感動です。飛行機での移動は長時間になるケースが多いので、その中で静かに音楽を聴けるというのは嬉しい限りです。
電車同様、機内アナウンスもしっかりと聞けて安心です。
バッテリー持続と充電時間
次にバッテリーの機能です。充電は本体に付属のUSB-Cケーブルを接続して行います。今回USB-C対応になったのはとても嬉しいですね。Qi規格のワイヤレス充電にも対応しています。Boseのサイトによると、バッテリーの持続時間と充電時間は以下の通りです。
- バッテリー持続時間: 最大6時間
- イヤホンのバッテリー充電時間: 約2時間
- 充電ケースのバッテリー充電時間: 約3時間
- クイック充電時間: 15分の充電で約2時間使用可能
私の感覚では、充電時間は2時間もかからないように思います。また、持続時間も通常使ってみて何の不自由もありませんでした。仕事の往復の電車、休日の連続使用も問題ありません。
本体のタップでスタート・ストップとノイズキャンセリングのレベル調整
完全ワイヤレスということで、イヤホン本体でのコントロール機能が付いています。右側は音楽のスタート・ストップができます。右側のイヤホン本体を2回トントンとタップすると、音楽が始まったり止まったりします。
左側のイヤホン本体を2回タップすると、ノイズキャンセリングのレベル調整が3段階で可能です。この段階はカスタマイズ可能で、私は100%、50%、0%の3段階を設定しています。
ちなみに、イヤホンを耳から外すと自動で音楽がストップします。耳に付けると再度自動で音楽がスタートします。イヤホンにセンサーが付いていて、自動で耳に装着しているかどうかを判断しています。これもBoseとしては新しい機能です。
インジケータ表示
ケースとイヤホン本体それぞれにインジケータが付いています。ケースのインジケータはバッテリー残量を表します。最大5つでフル充電を意味します。1つになったら充電することをおすすめします。
イヤホン本体のインジケータは、Blue Tooth接続と充電中のインジケータです。本体のインジケータが青く点滅している時はBlue Tooth接続が可能です。白く点滅している時は、充電中であることを表します。
Bose Quiet Comfort EarbudsⅡBoseノイズキャンセリングイヤホンQuietComfort Earbudsのいいところ
QuietComfort Earbudsの機能がわかったところで、このイヤホンのいいところをお話しします。
音質がいい
一番のお気に入りは、やはり音質が良いというところです。前にも書いたように、私は過去5台のBoseのイヤホンを使ってきましたが、全て音質は最高でした。特に低音の響きはとても心地いいです。
この音質というのは、人によってかなり好き嫌いがありますので、私の好みで話しています。この点ご承知おきくださいませ。
人によっては、Boseの低音はこもっていて聴きづらいという人もいますし、高音は伸びないという人もいます。はっきり言って音質は好みです。ただ、低音域を重視する人には受けがいいと思います。私個人的には、Appleが出しているイヤホンのあのチャラチャラした音質が好きではありません。
音質の一つとして、ノイズキャンセリング機能も素晴らしいです。これは先ほど機能説明のところで褒めちぎったので、ここでは割愛します。
センサーによる音楽自動ストップ・スタート
これは、先ほど機能説明でお話ししたことですが、Boseでは新しい機能だと思います。これも他社に遅れて、やっと使えるようになったという感じです。
耳からイヤホンを外すと自動で音楽が止まるので、人から話しかけられた時など、咄嗟の対応が可能になります。
またさらに気に入っているのは、このイヤホンを使ってYouTubeの動画を見ている時に、イヤホンを耳から外すと動画の音だけではなく映像も自動で停止してくれることです。地味に嬉しい機能です。
BoseノイズキャンセリングイヤホンQuietComfort Earbudsの改善してほしいところ
それでは、私がQuietComfort Earbudsで改善してほしいところについて触れたいと思います。
長時間使用で耳が痛くなる
これは多くの人がレビューで書いています。私も実際に使ってみて、耳が痛くなりました。これはBose独特のイヤーチップの影響だと思います。Boseは今回のイヤーチップについて、以下のように説明しています。
どんなに動いても、外れにくい
BoseのWebサイトより
ボーズのエンジニアは、このイヤーチップに隠された特許取得のテクノロジーを10年も前から開発し、それ以来、このイノベーションに磨きをかけています。
ボーズの新しいStayHear® Maxイヤーチップデザインでは、耳に触れる面に硬いプラスチックが一切なく、すべて柔らかいシリコンのため、一日中快適にイヤホンを着けていられます。
確かに外れにくいと思います。羽のような物がついているので、耳にしっかりとフィットする感覚はあります。個人的にはこの作りは嫌いではないです。
一方、「一日中快適にイヤホンを着けていられます。」というのは結構無理があるなぁというのが正直な感想です。すでにQuietComfort Earbudsを買った人は多くいるのですが、「イヤーチップが耳に合わない」という理由で手放している人が多いのも事実です。ここは改善してほしいところです。
ただ、個人的には2週間使ったら、かなりこのイヤーチップにも慣れてきました。長時間使っていても、痛みもほとんど感じなくなりました。やはり慣れるしかないか・・・
本体でボリュームコントロールができない 2020年12月のアップデートで解消
これは、完全ワイヤレスでは結構致命的な問題です。このイヤホンの新しい機能として、イヤホン本体をタップすることで、音楽のスタート・ストップと、ノイズキャンセリングレベルのコントロールができるのは良いと思います。ただ、音楽を聴いていてボリュームの上げ下げはやはりイヤホンでやりたいですよね。
今のところ仕方がないので、iPhone側でボリュームコントロールをしています。これはハードではなく、ファームウエアのアップデートでできそうな気がするので、機能アップすることを期待したいと思います。
ということでしたが、2020年12月にBose Musicアプリがアップデートされ、無事に本体でボリュームコントロールができるようになりました。素晴らしい!予想通り、ソフトのアップデートで可能になりました。やっとこれで、他社並みになりましたね。
ケースのボタンが固い
動画でも紹介しましたが、ケースのボタンが堅いことは改善してほしいポイントです。欧米人のように手の力がある人向けに設計されたかのようです。思ったより力を入れないと開きません。
イヤホンを使う時は、必ずケースを開きますので、もっと簡単に開いてほしいと思うのは私だけでしょうか。
ケースと本体が大きい
これも動画を見てもらえばよくわかりますが、手のひらに乗せるとちょっとした存在感を放ちます。Boseのサイトによれば、サイズは以下の通りです。
- イヤホン:2.6 cm (W) x 3.9 cm (H) x 2.7 cm (D) (各8.5 g)
- 充電ケース:8.9 cm(L) x 5.1 cm(W) x 3.2 cm(D)
数字ではなかなか実感しにくいかもしれませんが、イヤホン本体は耳に装着すると結構な大きさです。
左の写真はBoseのサイトに掲載されている写真です。モデルさんの顔が小さいのかもしれませんが、耳の半分以上を占めているように見えます。
まとめ
さて、Boseの完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン、QuietComfort Earbudsをぶっちゃけでレビューしてきました。いかがでしたか?
機能紹介及び、いいところ改善してほしいところをレビューしました。色々と改善してほしい点はあるのですが、私の中では歴史上最高のイヤホンであると思っています。おすすめのアイテムです。
アマゾンでの購入は以下のリンクからどうぞ。
Bose Quiet Comfort EarbudsⅡ私が個人的にこのイヤホンの対抗馬となれると思っているのは、ゼンハイザー の MOMENTUM True Wireless 2です。この商品のリンクも貼っておきます。よければご覧ください。
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