逆光の撮影方法 初心者でも失敗しない!

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逆光の撮影方法 一眼レフ講座

このデジタル一眼レフ講座も、ここ4回ほどは基本知識のお勉強になっていましたので、今回は久々にシーン別撮影方法です。

皆さん、逆光撮影というとどんなイメージがありますか?「こっちは逆光だからやめとこ」だとか「逆光だと顔が真っ黒になるよ」なんていうことをよく聞きます。何となくネガティブなイメージが多いですよねぇ。これは正しいです。

しかし、逆光だから撮影を諦めるというのはかなりもったいないのです。ちょっと工夫すれば、逆光でもいい写真が撮れる、いや逆光だからこそいい写真が撮れるというものもあるのです。今回はこんな話です。

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逆光撮影のメリット

逆光撮影のメリット

まず最初に逆光とはどのような状況でしょうか。これはカメラの正面から光が当たっている状況を言います。これに対して、カメラの後ろから光が当たっていることを順光と言います。逆光が嫌われるのは、被写体が暗く写ってしまうことが主な理由です。

次に、逆光で撮影する際のメリットをあげてみました。

  1. 葉っぱや花が透き通って見える
    紅葉や花びらが逆光に当たって、透き通るように見えます。順光では得られない、息を飲むような綺麗な絵になることがあります。
  2. スポットライトのような光を得られる
    ある一点に集中した光が得られて、ステージのスポットライトのような光が当たるため、メインの被写体を引き立てることができます。
  3. 水がキラキラと綺麗に見える
    水は光に当たるとキラキラと光ります。これを写真に撮ると何とも美しくなるのです。
  4. シルエット撮影ができる
    被写体が暗くなることを逆手に取って、ちゃっかりシルエットとして撮影してしまうというものです。

それでは、それぞれのケースごとに見ていきましょう。

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逆光で紅葉を撮影する 透過光

逆光で紅葉を撮る

秋が深まってくると、紅葉が美しくなります。私も紅葉撮影は大好きですので、ちょくちょく出かけますよ。ということで、逆光で紅葉を撮ってみました。この写真は桜の紅葉です。美しいですねぇ。葉っぱが透き通って見えるのがポイントですよ。太陽光がカメラの正面から当たっています。その光が葉っぱを通り抜けて見えるのですね。これを透過光と言います。

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逆光でスポットライトを作る

逆光でスポットライトを作る

逆光が木漏れ日のようにして、ある一点に集中する場合があります。そうするとどうなるか。何と、自然のスポットライトができてしまうのですよ。この写真も紅葉ですが、葉っぱの一部にのみ光が当たっていますね。これは自然が作り出したスポットライトです。周りとのコントラストができて、印象的な写真になりますね。

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逆光で水がキラキラと輝く

逆光で水面がキラキラと輝く

光と水はとても相性がいいのですよ。なぜなら、水は光を受けてキラキラと輝くから。この写真は公園の池を撮影したものですが、水面に逆光気味の光が反射して、キラキラとしています。ちょっと日が傾いた時刻に撮影したものですので、何となく黄昏感があって哀愁が漂っていますねぇ。

逆光と水しぶき

今度は対照的に真昼の写真。水しぶきが躍動感があっていいですねぇ。左上の水しぶきがキラキラとしていますね。これは光が向こう側から当たっているからですよ。ちなみにこの写真はシャッタースピード2,500分の1で撮影しているので、水しぶきが止まったように見えてます。この前、説明した「魔術師」の仕業ですね。

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逆光でシルエット撮影

逆光でシルエット撮影

人などの被写体がシルエットになった写真をみたことはありませんか?上のように銅像が真っ暗(シルエット)になった写真です。冒頭で「逆光で撮影すると顔が真っ暗になる」という話をしましたが、まさにこの真っ暗になることを逆手に取るのです。

これは失敗写真ではなく、意図的に被写体を真っ暗にしたものなのです。逆光で被写体が真っ暗になることを活用して、シルエットという印象的な映像を作り出すのですよ。

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逆光撮影のポイント

逆光撮影のポイント 花と玉ボケ

逆光撮影する場合のポイントを2つあげます。

  1. 被写体を明るく撮るために、露出補正をプラスにする
    これは前回「露出と露出補正」のところでお話ししましたね。写真を明るくするためには、露出補正をプラスにするということです。普通の露出で撮ると、メインの被写体が暗くなってしまいますので、露出補正をプラスにして画面を明るくしましょう。
  2. シルエット撮影の時は露出補正をしない
    あえてシルエットのように撮りたい場合は、露出補正をする必要はありません。暗めの写真でシルエットのままにしておきましょう。ただ露出に正解はありませんので、お好みによって補正してもらってもいいですよ。

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