宮崎の高千穂は、神話の国です。ここにある高千穂峡は、切り立った険しい崖に囲まれた場所です。自然の形がそのまま残っていて、天然記念物にも指定されています。とても神々しくて、自然の神秘を体感できるところです。それでは、最初に動画をご覧ください。
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Nature and Culture in Japan
この動画と写真の撮影機材
オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ
オリンパスM.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
DJI OSMO POCKET
険しい峡谷を歩く
駐車場からは、急な階段を下ります。まさに峡谷の中へ降りてゆく感覚です。峡谷の下まで行くと、上に神橋が見えます。石造りの橋で、とてもレトロな感じがよかったですよ。私が行った時には紅葉も真っ盛りで、橋とうまくマッチングしていました。
歩き始めると、川の音が聞こえてきます。ここは峡谷ですが、流れが急なところとそうでないところが入り混じっています。
写真を撮る人間から見ると、バラエティに富んでいて楽しむことができました。
左は少しスローシャッター気味に撮った写真です。流れが糸を引いていて美しいですね。周りの濃い緑とうまく合っています。
高千穂峡谷では、自然の作り出した造形美を至る所で見ることができます。上の写真は柱状節理です。阿蘇山の火砕流によって作られたもので、とても面白い形をしています。こんなものが川面から突き出しているのです。太古の人にとっては、まさに神の仕業としか思えなかったことでしょう。ここが神話のふるさとであることがよくわかります。
川の上流ですので、まだ削られていないゴツゴツした大きな岩もたくさん転がっています。有名なものとしては、「鬼八の力石」という巨石があります。近くで見ると、圧倒されるほどデカイです。自然の力には改めて驚かされます。
左の写真は流れの緩やかな場所です。両側には険しい崖が迫っていて、周りの緑と相まってとても美しい光景です。
真名井の滝に到着
そして有名な真名井の滝に到着です。駐車場からここまで歩いて10分くらいです。峡谷を歩きながらですので、ちょっとおじさんには厳しいのですが、ハーハー言いながらもなんとかお目当ての滝にたどり着くことができました。
そして定番のカットを撮影します。滝見台という場所がありますので、そこからがこの滝を一番綺麗に撮影できますよ。
私が行ったのは午後でしたが、ちょうどうまい具合に上から光が差し込んでいて、まさに神々しいまでの光景を目にすることができました。
峡谷の中に光が当たっていると、とても神秘的です。
この写真は微妙に違う角度から撮影しています。奥にちょっと広くなったところがあります。水深が深いみたいで、水が緑色になっています。こういうところも、神話に関係してくるのでしょう。
峡谷の紅葉が見頃
真名井の滝の近くには、もみじの木がありました。ちょうど色づいていて、真っ赤な紅葉を楽しめました。逆光で撮影したので、透過光がとても美しいですね。
こちらは違う角度から撮影しました。枝垂れ紅葉のようになっていて、なんとも形容し難い美しさです。
真名井の滝の近くには、おのころ池という綺麗な池があります。水が湧いていて、水がとても綺麗です。左上に写っているのはおのころ島といい、神話によれば神々が最初に作った島なのだそうです。
この池には錦鯉も泳いでいて、見ているとゆったりとした気持ちになれます。水面に写った紅葉もいいですね。
ハート型の絵馬が飾ってありました。周りには若いカップルの姿も多かったです。確かに近くにある高千穂神社は縁結びの神様なのです。
高千穂峡へのアクセス
基本的に路線バスか車でのアクセスになります。
路線バスは、延岡駅や宮崎駅から高千穂バスセンター行きのバスが出ています。高千穂バスセンターからは、第1御塩井(おしおい)駐車場まで6分で到着します。
車でのアクセスは、かなり山道の走行になります。私もどこを走っているのか途中でわからなくなるくらいでした。駐車場は4カ所ありますが、私が行った時にはボート乗り場に一番近い第1御塩井(おしおい)駐車場はすでに満車で、少し離れた第2あららぎ駐車場に停めました。でもおかげで、真名井の滝まで峡谷を歩くことができて自然を満喫できました。
駐車場は以下の4カ所です。下のマップで位置関係を確認してみてくださいね。
・第1御塩井(おしおい)駐車場 有料 500円
・第2あららぎ駐車場 有料 300円
・第3大橋駐車場(無料)
・第4押方駐車場(無料)
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