SIGMA 16mm F1.4 DC DN マイクロフォーサーズマウント
今回は、SIGMA 16mm F1.4の静止画と動画で写りやボケ、ピントについてレビューしたいと思います。動画については、同じマイクロフォーサーズのレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROとの比較も交えてレビューします。静止画の被写体はバラの花です。色合いにも注目してください。それでは最初に動画をご覧ください。
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この動画と写真の撮影機材
オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ
オリンパスM.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
SIGMA 16mm F1.4 DC DN
SIGMA16mm F1.4 DC DN静止画レビュー
まずは静止画のレビューです。静止画の被写体はバラの花を選びました。色合いにも注目してご覧ください。
最初に赤いバラを撮影しました。背景の葉っぱが綺麗にボケていますね。それにしても赤と緑の組み合わせはとてもよく映えます。赤色と緑色は補色の関係にあり、お互いの色を引き立て合うという効果があります。美しい。
次は種類の違う赤いバラです。花びら1枚1枚の解像度がいいですね。花びらが重なり合うという、バラの美しさを引き立てています。
前の写真よりも葉っぱが後方にあるので、さらに背景の緑のボケ具合がグッドですね。
可憐なピンクのバラも撮ってみました。色のグラデーションが綺麗です。そもそも花びらのグラデーションがあるのに加えて、光の加減でもいい感じのグラデーションを楽しむことができます。
冒頭の動画では、バラ以外にパンジーの写真も撮っています。紫色と黄色も綺麗に発色していますので、ぜひ動画もご覧ください。
SIGMA 16mm F1.4 DC DN マイクロフォーサーズマウント
SIGMA16mm F1.4 DC DNとM.Zuiko DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの写りを比較
次は動画で、SIGMA16mm F1.4 DC DNとM.Zuiko DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROの写りを比較していきます。比較方法は以下の4パターンです。
- ちょっと離れた場所から撮影
- 少し近づいて撮影
- 被写体の配置を変えて撮影
- 至近距離から撮影
動画の被写体は、ミッキーとミニーのハロウインの人形、そして白いクリスマツスリー(ライトが光ります)です。先ほどのバラやパンジーといい、全く季節感がないですね。(笑)
一番近くにミニー、次にミッキー、一番遠い所に白いクリスマスツリーを配置して、ボケ感やフォーカスをチェックしていきます。
ちょっと離れたところで比較
最初は少し離れた距離(1メートルくらい)で動画を撮影してみます。
ボケ感をチェックしましたが、SIGMA16mm F1.4は標準レンズなのでこの位置だと遠すぎてボケがよくわかりませんね。
同じ距離から、M.Zuiko DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを使って撮影します。焦点距離は16mmにしています。
しかしこちらも、離れているとよくわかりませんね。
少し近づいて比較
ということで、もう少し近づいて比較することにしました。
まず、SIGMA 16mm F1.4です。ここだと背景のボケがよくわかりますね。白いクリスマツスリーが、いい感じでボケてくれます。
16mmは35mm換算で32mmとほぼ標準レンズですが、これだけボケてくれると嬉しいですね。
オートフォーカスもチェックしましたが、総じてオートフォーカスは速いです。一瞬フォーカスが迷ったことがありましたが、白いクリスマツスリーやミニーの白い手の部分にもしっかりとピントが合います。
次にM.Zuiko DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROです。こちらもいい感じのボケ感です。でも、さすがにF1.4のボケ具合にはかないませんね。こうやって比較すると、F1.4とF2.8の違いがよく分かります。
オートフォーカスのチェックも行いました。ボケが少ないのでわかりにくいかったのですが、カメラの移動とともにオートフォーカスがちゃんと機能していました。
ボケ具合が分かりやすいように被写体の配置を変更
次はボケやオートフォーカスが分かりやすいように、被写体の配置に奥行きをつけてみます。被写体の位置を、少し縦関係になるように並び替えました。
SIGMA 16mm F1.4から行きます。ボケが美しいですね。特にクリスマスツリーがいい感じです。
オートフォーカスもバッチリでした。カメラが移動するにつれて、徐々にオートフォーカスが切り替わっていく様子が分かりました。
次は、同じ位置からM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROです。焦点距離は16mmにしています。
こちらもこちらもボケ感はとってもいいです。この被写体の配置だと、F1.4とF2.8ではあまり違いが無いように見えます。(よ〜く見ると、さすがにF1.4の方が綺麗にボケていますが・・・)
オートフォーカスのチェックもしましたが、フォーカスの切り替わりもスムーズでバッチリでした。
至近距離で比較
最後に、SIGMA 16mm F1.4で寄れる所まで被写体に近づいてみました。このレンズの最短撮影距離は25センチですが、それよりも近いような気がします。レンズと被写体の距離は10センチ程度でした。
ちなみに最短撮影距離というのは、被写体からイメージセンサー面までの距離のことです。被写体とレンズの距離ではありません。
これだけ寄っても、しっかりとピントが合っていますよ。そして見てください、このボケ感!さすがF1.4の大口径レンズです。
オートフォーカスも見てみましたが、これだけの至近距離でもフォーカスが合うというのは感動ものです。
試しに、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを40mmまでズームしてみます。これはあくまでも参考ですが、ミニー顔の大きさがSIGMA 16mm F1.4の至近距離と同じになるくらいです。
でもさすがに40mmまでズームすると、映り方が全く違ってしまい比較になりませんでした。ご覧のように16mmと40mmでは写り方が全く違うので、ミッキーの顔の大きさが変わってしまいました。
でも40mmの写りも魅力的です。このボケ具合も、すごくいいですね。M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROも、いいレンズだということをお分かりいただけたと思います。
M.Zuiko DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
比較レビュー結果まとめ
さて、SIGMA 16mm F1.4 DC DNとM.Zuiko DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROとの比較レビューはいかがでしたか?最後に比較レビュー結果をまとめておきます。
まず静止画です。(静止画ではM.Zuiko DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROとの比較はありません。)主にバラの花を撮影しましたが、背景のボケが美しいとともに、花びらの解像度もグッドでした。動画には載せていますが、パンジーの黄色も綺麗に発色しています。
動画については、3つの被写体を並べてボケとオートフォーカスをチェックしました。距離を4パターンに分けて検証しました。
最初にちょっと離れた距離からの撮影でしたが、これはそもそもボケが少ないため、比較には至りませんでした。
次にもう少し近づいてみると、F1.4とF2.8のボケ具合の違いが分かりました。さすがにF1.4のボケは最高です!
さらに、距離は同じにして被写体の配置を変えてみました。ボケやオートフォーカスの確認をしやすくするのが目的です。その結果、ボケ具合についてはF1.4とF2.8では若干の違いにとどまりました。被写体の距離間が長くなるとそれだけボケも出やすいということなのでしょう。
最後に、至近距離でのチェックをしました。M.Zuiko DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは参考で40mmまでズームして撮影しています。
SIGMA 16mm F1.4 DC DNでは、レンズと被写体の距離が10センチ程度でもしっかりとオートフォーカスが効きました。さらにボケは最高に楽しめました。
一方、M.Zuiko DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROは40mmまでズームしたため、写り方が全く違ってしまいました。このため単純な比較は出来ませんでした。
私の結論としては、両方のレンズともに満足の行く結果となりました。やはりSIGMA 16mm F1.4 DC DNは、大口径の短焦点レンズですのでボケ感を楽しめます。これからもエンターテイナーとして、楽しんでいこうと思っています。
M.Zuiko DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROも、40mmまでズームできてしかもF2.8通しの明るいレンズです。今回の検証でも安定した動きを見せてくれました。このレンズもこれから常備レンズとして使い続けたいと思っています。
SIGMA 16mm F1.4 DC DN マイクロフォーサーズマウント
M.Zuiko DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
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