とある春の日の夕暮れ、花を撮りに出かけました。昼間と比べて夕刻の光は柔らかで、とても優しい感じになるので好きです。藤やラベンダー、パンジーなど季節の花と、シャドーの絵をお楽しみください。それでは、まず動画をご覧ください。
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Nature and Culture in Japan
この動画と写真の撮影機材
オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ
オリンパスM.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
夕暮れ時の藤の花
この季節の代表的な花として藤があります。私も大好きな花の一つです。紫と白のなんとも言えない美しさが気に入っています。ということで、まず藤がゆらゆらと風に揺れる写真からです。
この日はマイクロフォーサーズ75mm(35mm換算で150mm) F1.8のレンズを持ち出していたので、その特性を生かして背景をぼかしてみました。全体的な色味もなんとなく夕暮れという感じを出してみました。
こちらの写真は、たくさんの藤の花が揺れている場面です。幾重にも重なって、こちらも前と後ろがいい感じでボケていますね。
これは藤の花をシャドーにして撮りました。下に少し暮れかけた太陽が写っていますね。西側を向いて撮っているいるのでまさに逆光ですが、シャドーにすることにより印象的な絵になると思います。
こちらは太陽から少し離れたところを背景にしていますが、シャドーに近くなっています。この場面では、風に揺れる藤の花を残したかったので、ちょうどいいタイミングでした。
夕陽に輝くラベンダー
続いてラベンダーです。ラベンダーはこれから夏に向けて綺麗に咲く花ですね。いわゆるハーブの一種で、近くに行くととてもいい香りがします。私も好きな香りです。偶然ですが、この前の藤といい、このラベンダーといい紫系の花が続きましたね。
この写真では、かなり夕暮れの風景を意識しました。やはり西にカメラを向けているので、逆光のシチュエーションです。でもシャドーにならないくらいに露出などを調整して、透過光をうまく活用してみました。光の中にラベンダーが浮かんでいるように見えて、幻想的ですね。
今度は少し離れた位置から、ラベンダーの群れを撮りました。ラベンダーはこのように群生するので、たくさんの花を入れると賑やかになりますね。
今度は打って変わって、一つのラベンダーにフォーカスしました。花の上の方に透過光が当たっていい感じで紫色が出ていると思います。F1.8で撮っていますので、背景のボケもいいですね。
これは日が沈んだ後に写しています。まだ周囲は少し明るいので、光としては十分です。これまでの写真よりは少し落ち着いた感じですね。花の紫色と葉の緑色もはっきりと出ています。
ラベンダーの最後は、また夕陽を意識した絵にしてみました。実は今回の撮影の中で一番気に入っているシーンです。あえて少しフレアも入れて、夕暮れということを表現してみました。
○と×で良く分かる花の撮影術春の花と木々
藤とラベンダー以外の花も撮ってきましたよ。この絵も日が沈みかけている瞬間を切り取っています。白い花の後ろに少し金色に輝く背景を配置しました。
この日は結構風が強かったので、どの花もゆらゆら(というよりは激しく)揺れていました。動画では、スローの場面が多くなっていますので、この辺りも見ていただければと思います。
この写真もかなり夕陽を意識したものです。画面全体が黄色っぽくなっています。
少し趣を変えて、パンジーです。この花壇には、いろいろは色のパンジーが咲いていました。白いパンジーを前ボケに使って黄色のパンジーを際立たせました。
これはピンクのツツジです。
風薫る季節には、花だけでなく草木も元気になってきます。公園の木と芝を撮りました。
同じ公園の木ですが、今度はかなり光を意識して撮っています。夕方の西日を利用して、緑の草が光っているように見えるのが美しかったです。
シャドーの人や犬たち
夕方に西側を向いて撮ると、基本的には逆光になります。絵が真っ黒になる、いわゆる典型的な失敗写真ですね。でもシチュエーションによっては、うまく真っ黒な絵を生かすこともできます。
上の写真は、散歩している犬と人が集まっているところです。たくさんの犬が、喜んでいるのか興奮しているようで、とても活発に動き回っていました。
これも同じ場面です。自転車で犬を散歩させている人も登場しました。
最後は、自転車とベンチ、そして人が歩いている風景です。夕方にありがちな絵ですね。
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