今年も河津桜が咲いて見頃になりましたよ。天気のいい3月のある日、河津桜を撮影に行ってきました。いつもは桜の花に集中するのですが、今回は桜の蜜を吸うヒヨドリがたくさんいたので、そちらも撮ってきました。ではまず動画をご覧ください。
よかったらYouTubeのチャンネル登録をお願いします。
Nature and Culture in Japan
この動画と写真の撮影機材
オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ
オリンパスM.ZUIKO ED 12-40mmF2.8PRO
シグマ16mm F1.4 DC DN
河津桜が見頃になる2月末から3月初め
河津桜はご存知の通り静岡県の河津町が発祥の地ですが、今では様々な場所で見ることができます。最近ではソメイヨシノも咲くのが早くなりましたが、それでも3月中旬以降です。関東地方で河津桜が見頃になるのは、2月末から3月初めにかけてです。今回は3月の初めの晴れた日に撮影に出かけました。
この日は天気も良くて暖かったので、河津桜の木の下に多くの人が集まっていました。皆さん、見頃になった河津桜をカメラに収めています。
河津桜は、ソメイヨシノに比べてピンク色が濃いのが特徴です。人の好みによりますが、私個人は河津桜の方が映えるような気がしています。
太陽が燦々と照っているので、逆光でも撮ってみます。上の写真は明暗が分かれていてちょっと面白い絵になっています。
今度は縦構図で。満開になっている花もあれば、まだ蕾のものもあります。桜はこれくらいの物が一番見頃ではないかと思っています。
河津桜は枝からではなく、太い幹から直接花を咲かせるものもあります。私も絵的にこのような写真をよく撮ります。上の写真を見てみると、なんとなく自然の力強さを感じませんか?
野鳥撮影術―鳥の魅力を引き出す表現テクニック河津桜とヒヨドリの共演
満開で見頃を迎えた河津桜には、たくさんのヒヨドリがいました。この季節になると、甘い蜜を求めてヒヨドリが河津桜に集まって来るようです。メジロもそうですね。今回はピヨピヨとさえずるヒヨドリを追ってみました。
ヒヨドリってなんとなく茶色で地味なイメージがあります。確かにメジロは、鮮やかな緑が美しくて絵になる感じがします。ところがよく見ると、ヒヨドリの毛並みはとても美しいことがわかりました。この時期、河津桜だけでなく鳥も見頃になるのかもしれません。
この写真、個人的に気に入っています。河津桜の花の蜜をたくさん吸って、満足げにドヤ顔をしているように見えます。
ピンク色の河津桜の枝にとまっているヒヨドリを観察していると、とても面白いです。この写真は体を捻って、花弁の下から器用に蜜を吸っています。難度の高い技ですね(笑)。
河津桜に集うヒヨドリの撮り方
さてここからは、見頃になった河津桜に集っているヒヨドリをどんな感じで撮影したかについてお話ししましょう。
今回使ったレンズは75ミリ〜300ミリの望遠レンズです。私はマイクロフォーサーズのデジタルカメラを使っていますので、35ミリ換算で150ミリ〜600ミリのレンズになります。結構な望遠です。やはり枝にとまっている鳥を撮るためには、これくらいの望遠レンズが欲しいものです。
オリンパスM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm
せっかく望遠レンズを使っているので、ヒヨドリのアップを撮ります。これは、ちょうど河津桜の蜜を吸っているところ。
カメラでずっとシャッターチャンスを狙っていくのが大事ですね。
こちらも蜜を吸うヒヨドリ。上の写真よりもよりアップでとらえて、顔の表情(?)もわかるようにしました。とても真剣な顔をしていますねぇ。
鳥を撮影する際は、羽ばたく一瞬も撮りたいですね。これはその瞬間です。羽を広げて、これから飛び立つというまさにそのチャンスをとらえました。やはり根気よくヒヨドリを追いかけるのが必要です。
そしてここからは、ヒヨドリが飛んでいるところの連続写真です。これは、まさに飛び立ったところ。
2枚目は、羽ばたいて一度下に向かって行きます。
3枚目は、浮力を付けてこれから上に上ろうという瞬間です。
4枚目は、上に向かい始めたところです。ちょっとフレームから外れてしまったのはご愛嬌ね。
5枚目は、上昇気流に乗り始めたところです。ヒヨドリの顔が上を向いているところ、前向きで好感が持てます。
最後の6枚目は、ダイナミックに羽と尾を広げて上昇するところです。
このように連写をすると、鳥の動きがとらえられてダイナミックな写真が撮れますよ。連写ができるデジタル一眼レフをおすすめします。私が今回の撮影で使ったのは、このカメラです。
オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ
人気ブログランキング
にほんブログ村
コメント